「ものが少ない人⇒自信がある人」という公式

このまえ、こんなブログを書きました。

 

think-bigger.hatenablog.com

 

引き算で豊かになる。この考え方は未だに変わらないんですが、今日こんなツイートを見たんです。

 

注目した部分は、「自信がない人ほど・モノを持ちすぎている」ってところです。このツイートを見て、思ったことがあるんです。というのは、自信をつけるということは引き算をしていくということなんじゃないかということです。

 

引き算をしていくことが自信を持つことにつながる理由

自信を持つとは自分自身に価値を置くということです。自信がない人からすれば、自分自身の存在価値を思い出すという感覚ですかね。そしてぼくの考え方からすれば、モノが多い人は自信がない人です。これはどういうことかというと、「〇〇を持ってる自分は大丈夫だ」とか「〇〇に自分は支えられている」という考えがあるということです。もちろんすべての人がそうじゃないでしょうけど。

 

けど、どこかしらでこんな考えはあると思います。例えば、「ブランドモノを持ってる自分は流行を知っているイケている人間だ」みたいな。けど、これはタダの見栄です。そして、もし持ってないブランドや自分よりもブランド物を持ってる人が現れた時点でその人の自信はなくなります。

 

そこで、引き算です。どういうことかといいますと、引き算をするというのは自分の価値観を更新していくということなんです。「ブランド物がないと自分は自分じゃなくなる」という考えがあるとして、その人がブランド物をすべて捨てたとします。それでも、周りの人はいつものように接してくれる。そうやって自分自身の価値を知ることができる。これが自身を持つことにつながると思うんです。

 

これは対人関係だけではなく、自分一人でも完結できます。物を引くとそれなしでも自分が生きていけることを知れる。これが自信につながるんです。

 

岡本太郎の言葉にこんな言葉があります。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積み減らすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

 

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。それは心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。

                    『自分の中に毒を持て』より   

 

これこそまさにその考えに近いと思います。この「心身とも無一物、無条件」という部分が自信を持つということ。そして、捨てるほど「いのちは分厚く」つまり、自分自身の価値の認識が分厚くなっていくということだと思うんです。

 

そして同時に引き算をするということは自分自身を知るということでもあります。自分が何が大好きで、何があれば生きていけるのか。これを知ることができるんです。こういった自分について知ることでも、自信は育っていきます。

 

ぼくが引き算をすると良いといってるのは、すべてを捨てろといってるわけじゃありません。けれど、自分が管理できないくらいには減らした方がいいんじゃないかとは思います。そうやってくうちに自分の中の純粋な部分が見つかると思いますから。そうして自分を知れば、知らないうちに自分のことを好きになってるんじゃないでしょうか。

 

 

ほな、さいなら