断食したことある?人生初の3日間塩と水だけの断食をしたので効果ややり方を教えます。
あなたは最近「なんとなく疲れが抜けないなぁ」とか「頭の中がすっきりしないなぁ」とか感じていないですか。もしそうならぜひ断食をしてみてください。
今週、人生初の3日間断食をしました。その断食の間、口にするのは水と塩だけです。「断食なんて宗教とか?」と思う人もいれませんがそんなことはありません。医学的にも断食には効果があります。俗に言うプチ断食というやつです。
そして、結論から言うと、めちゃくちゃおすすめです!!生産性は上がり、頭もすっきり、朝の目覚めも最高です。他にもいろんないいことがあります。しかし、やり方を間違うと断食は逆効果です。専門家に聞くなり、しっかり調べるなりしてのぞみましょう。では、断食について詳しく紹介します。
・断食の効果
・準備するもの
・断食のやり方
・準備期間
・本番
・回復期間
・断食する上で気をつけると良いこと
・まとめ
断食の効果
では、断食には実際どんな効果があるんでしょう?断食の主な目的は内臓を休めることです。先天性でない限り、病のほとんどは「食」から来ているといわれています。つまり、断食をするだけでさまざまな病気が治るということです。では、具体的にどんな症状がなおる可能性があるのか見てみましょう。
・花粉症やアトピー
腸内環境が整うことで免疫機能が改善する。
・肩こりや腰痛
胃腸に集中していた血液が体内へ流れ、コリが改善する。
・冷え性やむくみ
ミトコンドリアが活発化して腎臓が元気になり、代謝ホルモンが活発になる。
・生理不順やPMP
腸内細菌・自律神経が整い、ホルモンバランスが正常化する。
・不眠症
腸内環境が整うことで睡眠ホルモンの分泌が高まる。
・便秘や下痢
腸内環境が改善することで、腸内細菌の働きが活発化する。
などなど、こんなにも効果があります。さらに腸は「第2の脳」とも呼ばれ、考え方まで、体全体に影響を及ぼします。逆に言えば、腸さえ改善すればほとんどのことがよくなるということです。実際、断食を終えてからのぼくの頭はすっきりしてますし、何倍も考えられるようになりました。
準備するもの
1.水(一日2L目安)
2.塩(常に携帯)
断食のやり方
断食をいきなり始めることはできません。断食には流れがあります。それが「準備期間→本番→回復期間」という流れです。どの部分を怠っても断食はうまくいきません。それでは、順にぼくの経験談をいれながら説明していきます。
準備期間
準備期間は何日とっても構いません。基本的にここで体を慣れさせていきます。なので、初挑戦の人は長めに2,3日とってもいいかもしれません。
ここでは、断食に合わしていくので徐々に食べる量を減らしていきます。そして食べる食事も「まごはやさしいっす」に従って食べていきます。「まごはやさしいっす」とは胃腸にとっていい食べ物たちのことです。
- 「ま」…豆類
- 「ご」…ゴマ類
- 「わ」…わかめ海藻類
- 「や」…やさい
- 「さ」…刺身 (断食前は食べない)
- 「し」…しいたけキノコ類
- 「い」…イモ類
- 「つ」…漬物
この食材を意識しながら、食事をとっていきます。ただ、野菜をとるときに人参やカボチャは糖分が多いのでできるだけ避けてください。ほかにも糖分が高いものはできるだけ避けましょう。
準備期間(僕の場合)
朝
豆腐、ポテトサラダ、納豆、わかめの味噌汁を食べました。この時点で豆腐がめちゃくちゃおいしく感じたのは気のせいだったのでしょうか。まぁ、この時はまだ楽勝ムードでした。
昼
このあたりからきつくなってきました。食べ終わった瞬間から腹が減っているという謎の状態になるんです。
夜
もう晩御飯の時には、逆に食べることでそのあとの空腹感を増長させてるんじゃないかとさえ思いました。腹減りまくりです。
本番
断食期間中食べられるものは水と塩のみです。ですが、水は十分にとってください。目安として一日2~2.5Lです。なので2Lペットボトルを用意してそれを飲み切るの目安にするといいと思います。
塩もしっかり舐めてください。断食だからと言って水と塩の摂取もへらすというのは危ないのでやめてください
1日目
朝起きる瞬間から体の様子がおかしいことがわかりました。もう体が重すぎる。だから起きるまでに時間がかかりました。起きた後も足が重く、やる気がでない。ただ朝ご飯を食べることもないので朝やることがない。朝ご飯を食べるってだけでそれなりの時間がとられてるんだと食べるという行為がどれだけ時間をとってるかがわかりました。
学校に出かけるときなんて手が震えていました。これはいつも糖分をとりすぎていたことで起きる現象らしく好転反応と呼ばれるものの一種です。その震えも昼には収まりました。
この日はほんとに何もやる気がわかず、やることもなかったので温泉に行きました。温泉はおすすめです。時間と空腹感を忘れることができます。ただサウナ等は少しあぶないです。避けましょう。
2日目
朝起きて、一日目との違いが歴然としてありました。足の重さはあるものの、頭はすっきりしていて、なぞの生産性向上を得ました。ブログははかどる、BASEの手入れはするなどなどいろんなことに手を出すようになりました。
しかし、空腹感の質は変わらず、いまだに食べ物を見るとのどから手が出そうになっていました。そして何気にきつかったのが眠れないということです。胃腸は疲れていませんし、一日使って体を休めてるようなものなので寝る必要がないと体が判断しだすんです。さらに眠るための体力があるわけでもない。しかし、起きていてもやることはない。これはそれなりにきつかったです。
ただ、生活全体としては非常に楽で体も軽くなってきていました。それなりに外に出かけ、歩いたりもしたので運動はそれなりにしました。
3日目
3日目は空腹感の質が変わってきました。腹は減っているんですが、「ぼくは腹が減ってるんだな」というメタ認知のような状態になって、食べ物を見ても距離を置いて見れるようになっていました。(食べたいことには変わりないんですよ。)
もうこの時には自分の体の神秘を感じていました。「人は三日間何も食べなくても動くことができる。しかもそれなりに運動できる。」という事実にただただ感嘆していました。
しかし、特にやることがあるわけでもなくとにかく暇なので、アマゾンプライムで映画やドラマを見ていました。それで選んだのがこれです。
なぜこれにした?と言わんばかりの選択。これほどに腹は減っていたんですよ。もしかするとドMなのかもしれません。そしてこんなものをみていたので暇つぶしに食べたいものリストを作っていました。 いまなら自分が本当に食べたいものがわかる気もしたんです。そしたら10分程度で60個近く出てくる始末。楽しかったのでよしとしました。そして、料理作るところばかり見ていたので、料理を作ることに目覚めそうになってます。
ひまつぶしとしては「食べたいものリスト」を作ることはいいですが、時期的にそうとうな精神力いると思うのでおすすめはしません。そのかわり「やりたいことリスト」とか「行きたいところリスト」みたいなもの作るといいと思います。
回復期間
断食本番が終わると回復期間に入ります。言っておきますが、回復期間が最も重要です。この回復期間に体に入れる食材が腸内環境を整えていきます。逆に腸に悪いものを入れると腸が荒れ日々の生活が前より悪化することだってあります。今の腸はどっちにも転べる±0の状態なんです。
なので、甘いものや固形物、カフェイン等の体に良くないものは体に入れないようにしましょう。そうしないと胃腸がびっくりしてしまいます。なので、食べ物もよく噛んで食べてください。
そして、回復期間の長さですが、断食をやった日数以上をとってください。今回のぼくの場合だと3日以上です。この長さは胃腸の強さにもかかわってくるので胃腸が弱いという方は4日とってもいいと思います。
回復期間1日目
回復期間一発目は「梅流し」です。梅流しとは梅干しと皮付き大根を一緒に煮込んで出た煮汁のことです。これでダメ押し的に腸の中に流し込んできれいにしていきます。
これがとてつもなくおいしい。塩味があたたかく口の中を満たしてくれます。おいしくおいしくゆっくりいただきました。このおいしさがわかるのは断食をしたものだけです。
昼はみそ汁の汁だけを飲みました。この味噌汁もまたおいしい。粒子単位で味噌を感じることができるんです。
夜はおかゆでした。物は市販で販売されているものです。
コンビニ等でも売っているものです。このおかゆがまたまたおいしい。久しぶりのお米ということもあり、とてつもなくおいしかったです。甘みと塩味の交わりがよかったです。
回復期間2日目
この日から徐々に固形物を食べていきます。主に野菜です。
朝はわかめの味噌汁。昼にはサラダを食べました。ツナがのっていたのですが、それはどけて食べました。そこで思ったのですが、「サラダはサラダだけで完結している。」ドレッシングとかいらないです。塩すらいらないです。野菜独自の甘みがあふれてきます。夜はおかゆを食べました。
このころになってくるともう頭がすっきりして、体は軽く、日中もねむくなりませんでした。朝もすっきり目覚めることができ、最高の日々を送ることができるようになっていました。
回復期間3日目
そしてついに回復食最後に日です。朝はおかゆに味噌汁、納豆にしました。一日前からは想像つかないほどの豪華さです。
昼は学食のネバネバ丼というものを食べました。 そして夜は野菜炒めです。この野菜炒めほとんど調味料入れていないんですが、ほんとにおいしかったです。人間はこれだけで十分に味を感じられるんだという気づきでした。
こうして回復期間を終え、4日目以降は普通食に戻します。
断食するうえで気を付けるといいこと
断食をしようと思ったら、一人でやらないほうがいいです。これは単純にモチベーションの問題だったりしますが、それでもだれかとやってください。多分一人だとすぐ折れてしまいます。僕の意志力が弱いのかもしれませんが、ぼくは基本的に人の意志力は弱いと思っているのでぜひ誰かを誘ってください。
あと、断食中危険だと思ったらすぐにやめてください。死ぬよりましです。運動も忘れないでください。体がだるく動きたくないかもしれませんが散歩をするなどそれなりに運動を取り入れてください。
まとめ
断食はものすごくおすすめです。その後の人生が一気に変わるんじゃないかというくらいいいです。これからもすこしずつとりいれて腸を休めるようにしようと思います。
断食のおかげで僕はすがすがしい朝を迎えることができ、楽しい毎日を過ごせるようになりました。頭の中がすっきりしたおかげで見えにくくなっていた自分の怒りにも気づけましたし、考えもはかどるようになりました。とにかく楽しい毎日を過ごせるようになったんです。久しぶりの感覚です。
ちなみに見つかった怒りがこちら
ぜひあなたにも断食後の食事のおいしさを味わってほしいです。面白半分でもかまいません。ただどうせやるならしっかりやりたいじゃないですか。あなたもぜひチャレンジしてみてください。
ほな、さいなら