忘れ物多くない?なら、ミニマリストの考え方を取り入れよう
あなたは「モノなくしやすいんだよなぁ」とか「忘れ物多いんだよな」ってことがありませんか?
ぼくは忘れ物が多いです。他の人より確実に多いです。正確に言うと多かったんです。今もすることはありますが、その頻度も確実に減っています。では、なぜ忘れ物が減ったのでしょうか。
忘れ物が多い原因は注意力が足りないから?
忘れ物が多い人が言われる言葉として、「注意力が足りないんだ」ということがあります。本当にそうなのでしょうか。本当の原因はそこでしょうか。もしそうだとすれば、すぐに直せるものではないと言うことになります。
ぼくは原因は別の所にあると思います。ぼくが思う原因は”物の持ちすぎ”です。出かけるときだけではなく、家の中自体に物が多い。これが忘れ物が多い原因だと思うんです。
例えば、出かけるときにリュックに必要な物をいれる、けど必要な(だと思ってる)物が多すぎて、忘れ物が出るということです。自分の家の中の状態を把握できていないから忘れ物が出てくる。外で忘れ物をするときもそうです。鞄の中を把握していないから忘れ物が出てくる。
しかし、ここで問題なのは把握できる能力がないことではありません。自分の把握できる範囲以上に物を持っていることです。大事なのは自分の管理できる範囲のなかで物を持つということです。
ミニマリストのすすめ
今、世の中にはミニマリストという生き方があります。これは、自分にとって必要な物だけで満足し、それ以外の物を排除していくという必要最低限で生きていくという生き方です。これだけ聞くと、なんてストイックなんだと思うかも知れませんが、むしろ逆で、ミニマリストの人たちはそれで幸せに生きているんです。かく言うぼくは、まだミニマリストとは言い切れませんが、ミニマリストに移行していっています。
なぜここでミニマリストの話をするかというと、ミニマリストな生き方が結果として忘れ物もなくすからです。自分の家のどこに何があるか把握できる状態。こうなれば物を忘れるなんてことは無くなります。忘れ物が多い人は注意力が足りないのではないんです。むしろ普通の人よりはあると思います。ただそれ以上に注意力を散漫させてしまうほどに物が多すぎる。そこが問題なんです。
ミニマリストとして生きていく方法はいろんなブログや本に書かれてます。ぼくがおすすめするのはしぶさんのブログや佐々木典士さんのブログです。この二人は本も出しています。とても面白いので是非読んで見てください。
→佐々木典士/Sasaki Fumioの書いた記事 | Minimal&ism
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
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靴を磨く人は成功する
「夢をかなえる象」という本の中に成功する人の特徴の一つとして「靴を磨く」という項目があります。これだけ見ると靴を磨いておけば成功できると言っているように見えます。(ぼくは一時期そう思ってましたw)たしかにその側面はあると思います。やはりくつがきれいな人はしっかりした人に見えますからね。
しかし、実際やってみるとわかるのですが、なかなか続かない。それに定義がおかしいんです。「靴を磨けば成功する」。この方程式はかなりおかしいですよね。そこで考えた結果、一つの仮説できたのです。
それが、「靴を磨く人=ミニマリスト」という仮説です。全員ではないかも知れませんが、少しぼくの考えを聞いてほしいです。
まず、靴を磨いているということはそれだけの時間の余裕があると言うことです。つまり、やることが明確になっている。このやることが明確になっているというのはやらないことが明確になっているということでもあります。
そして、やらないことが明確になっているのは「物が少ないから」じゃないかと思うんです。物が多いとやはり、いろんな選択肢ができるわけです。そして最悪のパターンだと「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」という考えだけでいっぱいいっぱいになってしまい。最後にはやる気ごとそがれます。学習性無力感というものです。
しかし、物が少ないとやることも限られてきます。管理の目がすべてに届いているので、手入れも簡単です。やりたいことも明確になる。そしてなにより、ミニマリスト、つまり物が少ない人は自分にとって大事な物がわかっている人です。同時にそれに感謝を抱いている人でもあります。
今出てきたことを並べるとこうなります。
- 物が少ない=決断力が少なくていいように生活をデザインしている=ムダなことに決断力をつかわなくていい
- 物とやることの管理がしやすい=やりたいことやるべきことをすべて把握している
- 自分にとって大事な物がわかっている=自分の核がしっかりしている
- 物に感謝している=いろんな物に感謝できる
このように自分軸がしっかりしているため、周りから見ると「成功している」という風に見えるのです。そして当の本人はと言うと、成功にはあまり興味は無く、見栄もなく、幸せに暮らしているという感じです。
靴を磨く人が成功するというのはさっきあげたからくりに沿って自然とできあがった物だと思います。代表としてくつを取り上げたと言うことです。
最後に
話はそれてしまいましたが、通ずるところは同じです。物を減らすことで物を大事に扱うことができ、持っていることを忘れていたと言う物はなくなります。それは同時に忘れる物がなくなると言うことにもつながるわけです。
今回は「忘れ物が多い」という観点からミニマリストの考え方を紹介しましたが、ミニマリストはいいことだらけです。少し生活に取り入れてみるのもいいと思います。そして、ミニマリストになるというのは序章に過ぎないと言うことでもあります。ミニマリストになることで自分の大事な物が見え、人生をより豊かにするための方向性が見えてくるのです。
ほな、さいなら