もしあなたが勇気がでないなら読んでみてほしい。

 

先日、鳥井弘文さんのこのツイートを見てめちゃくちゃ納得したんです。ここで言われてるのはプロデュースの話ですけど、これは教育とか人間関係すべてにおいて言える話なんじゃないかなって思うんです。

 

不足を指摘してくる世の中

今の世の中はいろんなところで不足している部分を指摘し、そこを理由にして訴えかけてきます。「成功には〇〇が必要だった!」という広告とか「ここができてないね」という教育方法とか。色んな場所で不足を指摘される。まるで”今のままのあなたじゃいけない”と言っているような感覚です。

 

 

このツイートを見たときもそうだったんですが、まさにこれに尽きるんです。世の中がわたしたちに語りかけてくる多くの言葉は「人を不安にさせる言葉」です。そうやって行動に駆り立てます。ですが、これは最初こそ行動できるかもしれませんが、だんだん行動できなくなっていきます。

 

仕組みはこうです。

広告を見る→不安になる→足りない部分を埋めるため行動→能力、物を身につける→違う広告を見る→新しい不足部分を指摘される→まだ自分は駄目なままだと思う→自信がなくなる→行動できなくなる

こうやって人は知らず知らずの内に自信をなくし、勇気を出せなくなり行動できなくなります。

 

”勇気づけ”でのみ人は動ける

人が動けるようになるのはいつだって”勇気づけ”の言葉です。これはアドラー心理学でも言われています。褒めるとかしかるとかではなく”勇気づけ”をするのだと。そしてその態度は対等という目線によってのみ行われると。

 

その人が、あなたが、もうすでに持っている物を見つける。その人本来の魅力的な部分を掘り出す。それが”勇気づけ”です。”勇気づけ”は決して弱み強みというでこぼこのでこの部分だけを指摘することではありません。そのでこぼこした形ごと魅力だということに気づかせるということです。

 

「できない」部分を指摘するような教育はよく見ます。ですが、実際できてないんでしょうか?たまたまできなかっただけじゃないんでしょうか?そのたまたまに気落ちする必要はないですよ。

 

「既にあなたはできている」という鳥井さんの言葉にはその要素が詰まっています。周りの人間が気づけるようなことはほとんどの場合、本人が1番自覚しています。自覚している時点で「既にできてる」んです。できていってるんです。それを「できてない」というその人の努力を0にするような言葉でダメにしたくないです。

 

今回話したことは他人にだけではなく、むしろ自分自身に1番関係する話です。多くの人を見てると自分のできないことばかり気にして、自分のできることを軽視しています。当たり前という言葉で軽視するんです。何一つ当たり前じゃないんです。

 

もっと自分のできること、できてることに注目してください。あなたはもう既に信じられないほど多くのことができているんです。あなたに必要な物はあなたが生まれた瞬間からそろってます。心配する必要は無いです。全部持ってます。だからそのまま一緒に進みましょう。

 

 

 

ほな、さいなら