大人こそ無垢さを大事にしようよ

 最近、学童でバイトしはじめたんです。なので、子供とふれあう機会が増えたわけです。といってもまだ3回ほどなんですけどね。

 

でも、そのたった3回でたくさん学びたいことがあったんです。そりゃもちろん、バイトの仕事内容もですけど、それ以上に子供たちから。もうどっちが先生かわからないですよ。

 

今日はその子供から学びたいところをつらつらと書いていきます。

 

仲良くなるということ

子供たちは簡単に仲良くなります。ぼくも子供の頃はみんなとすぐ仲良くなりました。引っ込み思案はかわらずに。不思議ですよね。まぁこんなこと言うと「え?今は友達作れないの?」って思うかもしれませんが、そんなことはないですよ。けど、明らかに下手にはなってるなと。けど、子供たちに会った瞬間に理由はわかったんです。

 

学童の子供たちとぼくは会った瞬間から友達でした。初めての場所だなとどきどきしていた自分をよそ目に子供たちはまっすぐな好意をぼくに届けてくれたんです。だって一言目が抱きつきながらの「〇〇です!よろしくおねがいします。あそぼ!」だったんですから。

 

好意に遠慮が無い。ここまで丸裸の好意を出せるっていうのは見習いたいものです。ぼく自身も人が好きで仲良くしたいって気持ちしかないです。けど怖じ気づいてしまう。けど、子供たちはちがう。「相手が自分のことをどう思おうが関係ない。自分が仲良くしたいからそれをぶつけるんんだ。」という感じで好意をぶつけてきます。だからすぐ仲良くなれる。

 

少し話がずれますが、この前、朝ドラの『半分、青い』でこんな言葉がありまして、

ああ、おれが恋をしろというのはそういうことだ。

リアルを拾うんだ。

想像は負ける。

好きなやつがいたらガンガン会いに行け。

仕事なんかいつでもできる。

ベタなんかいつでも塗れる。

空想の世界で生きているやつは弱いんだ。

心が動かされることから逃げるな。

そこには真実がある。

楡野いいか、半端に生きるな。

創造物は人が試される。

その人がどれだけ痛みと向き合ったか、憎しみと向き合ったか、

喜びを喜びとして受けとめたか。

・・・逃げるな。

 

単純にドキンとしたんですよね。自分が果たしてリアルを拾っているのかと。そして間違いなく子供たちはリアルを拾っているなと。子供たちはすごいです。自分もその無垢さを大事にしていきたいと思うんです。そうじゃないと、茨木のり子さんに「自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ」と一喝されてしまう。

 

リアルを拾うことこそが仲良くなることなんだろうと。無垢さこそが仲良くなる秘訣なんだろうと。だから魅力的な人には子供みたいな無邪気さがあるんだろうと思うんです。その無垢さ・無邪気さを大事にしていこうと思います。

 

感情にフィルターがない

こどもたちがすぐ仲良くなる理由のひとつに感情を思うままに出すというところがあると思います。これがリアルです。そして、出せる理由に感情に善悪をつけてないというのがあります。善悪を判断するフィルターが感情にはかからないんです。

 

ぼくは知らず知らずのうちに感情にフィルターをかけていたりします。けど、実際そんなモノはないです。そんなものにかけて感情を抑え込んでも感情は自然に発生するからとめられませんしね。

 

こどもたちは感情にフィルターがないからこそ、自分の”嫌”も”したい”も”好意”も”怒り”も”悲しみ”も出せるんです。そしてだからこそ、自分の意見を伝え、心情を伝え、全身で相手に向き合うことができる。そうして、一瞬で仲良くなる。名前や相手の出身地なんてどうでも良いんです。あとからで。まぁ、名前こそ「覚えて!」と言われますけどね。けど極論を言えばそんなことは二の次でいい。

 

ここまでの素直さをだしていたい。正直、先生という立場としていることが困るくらいに学ぶ部分が多い。ぼくができるのは補助なんでしょう。「したいこと」をするためにはどうすればいいか。それを考えられるように促す。それをしていこうと思います。

 

結論を言いますと、素直でいようって言う話です。自分に素直に。これがぼくにBeingですから。あなたも無垢さを大事にしてください。ピュアな部分をさらけ出せるようにしていきましょうよ。そうすれば人は惹かれてきますから。

 

ほな、さいなら