画家のぼくが絵の上達の仕方を教えよう。
こんなにブログを書いているぼくですが、もとはと言えば画家なわけで、絵を描くのが好きなわけです。そしてある程度うまいわけです。これだけ絵を描いて、人に見せたりしていると「なんでそんなにうまいの?」とか「遺伝とか?」と聞かれることがあります。まぁまず言えるのは遺伝ではないです。まったく。両親が絵を描いてる所なんて数回しか見たことないです。だからあなたも上達できます。
これだけ絵を描いていると絵を教えてと言われるんです。ということで今回は絵を上達させる具体的な方法を書いていこうと思っています。
絵を描いている最中が楽しい
よく絵を描きたくなってから描くみたいな人が居ると思うんですが、あれは間違いです。もちろんそういうときもあるんですが、大体は描き始めてから気づけば夢中になっているという感じです。そのときの感じはフロー状態なので、楽しいという感情すら感じていないときが多いです。
とにかく言いたいのは、まず描き始めようということです。絵を描く楽しみは描き始めないと生まれないです。そして上達には楽しむことが1番です。けどこれでは具体的じゃないですね。これは前提条件に近いです。
ぼくがうまくなった理由も絵を描くことが好きだからです。好きだから続けられましたし、続ける気なんてこれっぽっちもなかったです。続けようとするんじゃなく楽しいと感じることが続けるコツです。
では、具体的にどういう風にすれば良いか描いていきますね。
好きなものを描く
いろんな人に教えてと言われるときにぼくは「何をかきたいの?」と言います。いきなり想像で描こうとする人がいますが無理です。あれは何度も見て描いたことがあって、それを描くために細部まで観察した結果、頭の中に細部までより具体的に残っているわけです。
だから描きたいものを決めましょう。描きたいものはできるだけ好きな物がいいと思います。何でもいいです。アニメのキャラクターでも動物でも。ただできるだけ一つのものがいいです。つまり、風景とかはやめた方がいいと言うことです。最初は細部に気を払う練習みたいなものなのでできるだけ注意を向けやすい物がいいんです。だから一つ物もがいいです。
好きな物がいいと言った理由は、好きな物だからこそ細部までこだわれるからです。そして絵を描くことを楽しめるからです。細部までこだわることで絵は上達していくんです。だから1番好きな物を選んでみてください。実物はなくても大丈夫です。ケータイで調べたっていいです。
同じ物を2回描く
今描いていたものが描き終わったらもう一度描いてみてください。時間を空けてから描いても良いです。そんなに気張ってやるものでもないので。とにかくうまくなりたいのであればもう一度同じ物を描いてください。そうすることで前より早く書くことができてることがわかると思います。まずはそこに自信を持ってもらえば良いです。それが一度描くと言うことの効果なんです。
同じものを2回描くことでさっきは気づけなかった部分に注意を向けられると思います。そしてそのものを描くちょっとしたコツみたいなものを得られるようになると思います。
そして描き終わったら一枚目と見比べてみてください。きっとうまくなってると思います。上達するとは地味でしょう。でもそういうものなんです。たぶん基本的に物事はこんな感じで地道なんですよ。だからこそ最初に楽しむと言うことが大事になってくるんです。
本当は2回なんかではなく何回も描いてほしいんです。何回も描くことで身体が覚えますから。
同じ物を違う角度で描く
何度か描いたら次は同じものを別角度から描いてみて下さい。アニメのキャラなら違うシーンを動物なら違う写真のものを描くという感じです。たぶん一回目と同じくらいに下手になると思います。これ当たり前なんで落ち込まないでくださいね。落ち込んだとしたら自分だけは特別だと思ってる勘違い野郎ってことです。(口が悪いw)
別角度で描くと言うことはそれほどに違うものを描いている感覚になると思います。そして、別角度で描くことでそのものが徐々に立体的に頭の中に記憶されていきます。こうやって情報を集めいくんです。
ここら辺であなたは気づいたかもしれませんが、想像して絵を描くというのは情報集めを大量にするということなんです。それができてはじめて想像で描けるようになる。そして実在しない生き物などもいろんな情報からとった一部分ってことなんです。そしてここまで来ると面白く描ける物は加速して増えると思います。
絵がうまくなる具体的な方法はここらまでです。次はちょっとしたコツを書こうと思います。
抽象→具体で描いていく
抽象→具体というのはまずは大まかに形をとらえると言うことです。絵を描くのが下手な人にはバランスがとれないという人がいます。これはある部分に集中しすぎて全体が見えてないから起こるんです。
なのでまずはバランスをとるために大まかな形(丸とか)でバランスをとっていきます。そうすることでどこに何を配置するかを決めることができます。線をだんだん絞っていく感覚です。ちょっとずつ本来の線に近づけていくんです。
細かい部分は一番最後です。細かい部分を先にやってしまうのは精神的にもきついでしょう。せっかくこだわって描いたのにバランスが変になったから消さなきゃいけないとなったらたまったもんじゃないです。ぼくはけっこう簡単に消しちゃうんですけどね。だからまず大まかに描いてだんだん細かい部分を描いていく感じです。
最後に
今日紹介したのはぼくが持っているノウハウのほんの一部です。たぶん。描いている内にノウハウは勝手にたまります。なぜこんなことが言えるかというとぼくが独学だからです。20年も絵を描いていればそりゃいやでもうまくなります。
絵を描くのは楽しいです。そして創造力がふくらむ。間違いないです。人の絵を見る目も変わってきます。「こんな風に描いているんだ」と言う目になるんです。そしてためしてみたくなる。あなたも描いてみてください。自分を表現してみてください。
ほな、さいなら
高らかに宣言する必要は無い。静かにはじめよう。
ツイッターとかで行動をしている人を見るとやばいなって焦ることってよくありますよね。ぼくも漠然とした焦燥感を抱いていた時期があるのでわかります。何かを宣言して行動に移さないといけないと思ってました。今でも思うときはあります。
けど、そんな焦りからうまれるものはだいたい長続きしないし、楽しくもないです。理由は簡単で”義務感”で動いているから。「~しなきゃ」で動いている時点で行動の主体は自分ではない別の何かにとられています。そして、そこに主体性などありません。
ぼくは、「主体性=したい性」だと思っています。「~したい」で動くことです。これは100%主観なので自然と主体的になります。そして楽しむことができる。この主体性がなければ、続けることは厳しいと思います。では、「~したい」で動くにはどうすれば良いのか。
静かにはじめる
静かにはじめれば良いんです。もちろんツイッターに宣言して行動をし始める人もいます。あれはあれで一つの手なんです。自分との約束を破らないために多くの人に知らせることでその言葉と事実を会わせようとする。そういう人間の性質を使った自分の動かし方なんです。
けど、それはある程度自分との約束を果たすことができていて、自信がついてからやり始めるのがいいと思います。なぜかというと人に宣言した瞬間、そこには一種の”義務感”が生じてしまうからです。いままで自分との約束を果たせてきた人(=自信がある人)だったら多少の義務感につぶされることなく「したい性」を保ったまま動くことができるでしょう。でも、三日坊主が多い人(=自信がない人)は”義務感”に足を取られ、自分の本来の目的ごと失いかねません。
そこで、そういう自信がない人、三日坊主が多い人は誰にも言わず静かにやってみるのがいいと思うんです。
そうすることでトライアンドエラーを繰り返すことがしやすくなり、成長が加速すると思います。これは自分のやりたいことを探す時にも有効に使えると思うんです。正直人間に一貫性を求めるのはなかなか難しいことじゃないかと思っています。諸行無常というように常に変化していく物ですし、そう考えると人に宣言してやるというのは試行錯誤を繰り返したい時期にはリスクが大きいと言えるわけです。
ならば、静かにはじめて、やめたくなったら静かにやめればいいんです。ぼくはけっこうこれをやっています。例えば朝学校に行く前にゴミ拾いをしてみたり、はてなブログで描く前にワードプレスのほうでブログを書いたりもしていました。(サーバー代払えなくてつぶしちゃったんですけどねw)
そんな風に人に知らせないくらいではじめてみるのもいいと思います。そうやって実際にやってみる。それが大事なんです。そうしているうちに自分にあうものが見つかったりすると思います。その時はじめて人に言ってみればいいと思うんです。
自分に合う物が見つかった、続けられる物が増えた、そういう感覚は自信につながります。確実な事実として自分の中に築きあげられます。そうしてるうちに行動できる幅が広がるんです。
この前質の良い行動力のために「ノリではじめて真剣にやる」ということを書きました。それに加えて静かにはじめてみてください。なにをやるにも初速が大事なんです。初速が遅くなってしまうのなら、人に知らせなくてもいいです。それで主体が客体に変わってしまうのなら。
自分の行動の話ですから人に責任をとる必要なんか無いんです。できたら喜び、できなかったら一人で悔やんで次につなげれば良い。ただ、決して自分を責めないでほしいです。自己否定は意思力をそぎますから。では、今日も静かに小さくはじめましょう。
ほな、さいなら
自分を知ろう。自分というスタートを知らないと頑張り方すらわからないよ?
自分のことどのくらい知ってますか?
自分を知ることって大事ですよね。スタート地点を知らなきゃ走り始めることはできませんし、なんなら走る方向すらわからないです。走り方も、なんの種目かもわからない。だから自分がどんなステータスで、なんの競技向きで、どんな方法で走っていくのか、それを知ることは大事です。
ぼくはここ最近趣味になるんじゃないかってほどに自己分析しています。ミニマリズムもそのひとつです。そこで今回は自分を知るためのツールを紹介していこうと思います。
1.やりたいこと100リストをつくる
2.ストレングス・ファインダーを受ける
3.エニアグラムを受ける
4.日記をつける
1.やりたいこと100リストをつくる
これはけっこう有名だと思います。じぶんのやりたいことをひたすら書き出す。可能かどうかは考えません。誰にも何も言われず、何でもできると仮定してやりたいことは何かを書き出していきます。
100個となると多いと感じると思います。実際そんなに書けないかもしれません。そういうときはいろんなブロガーの方がやりたいことリストをあげているのでそれを参考にしてみてください。ぼくも近々あげようかなと思っています。
100個書いている内に意外な発見があるとおもいます。そして不思議なことに書いたことは知らないうちにかなえられていることが多いです。それが自信につながったりもします。
自分やりたいことを文章として外に出すことで改めて自分を客観視することができます。そうやって自分を知ることができるんです。
2.ストレングス・ファインダーを受ける
ストレングス・ファインダーは以前紹介した自己分析ツールです。才能は「自分が自然ととってしまう行動や考え方、人間構築の仕方、影響の与え方」のことです。だからこそそれは自分にとって当たり前なので、自分一人では気づきにくい物です。
詳しくはこの記事を読んでください。
ストレングス・ファインダーで出る結果はあなた自身です。だからこそいやだなと思う結果が出ることもあると思います。それは当たり前です。自分の強みと弱みは紙一重ですから。ストレングス・ファインダーはそれを強みとして活かしていく方法を教えてくれます。そしてそれをうまく使えている生き方が生き生きした生き方につながるんです。
ストレングス・ファインダーを受けるには本を購入する必要があります。そこについているアクセスコードを使って診断を受けてみてください。本についているアクセスコードでは上位5つの強みがわかります。34個すべての強みの並びが知りたい方はサイトから購入してください。
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3.エニアグラムを受ける
エニアグラムとは人間のタイプを9タイプにわけて分析した診断ツールです。エニアグラムはストレングスファインダーと違いただで受けられます。
エニアグラムとは?自分を成長させるための性格分類学を徹底解説 | 自分コンパス
エニアグラムはそれぞれのタイプの関係性や自分のタイプがストレスを受けたときどうなるかも教えてくれます。多くの企業でつかわれているツールでもあり、主な企業としては、Google、Amazon、apple、Disneyなどです。
それほど信頼性は高く、自分のわからなかった側面も知ることができ、対処することができるようになると思います。また、ストレングス・ファインダーとの組み合わせで見るのも良いかもしれません。
ストレングス・ファインダーとの違いは、強みではなく性格分類であることです。自分の性格を知る上でとても役立つツールです。是非つかってみてください。
4.日記をつける
ぼくは昔日記を書く意味なんかわかりませんでした。けど、日記はすごいです。自分がどんな習慣の中で生きているのかがわかるようになります。
前にも話したとおり人生は習慣でできています。習慣が人生の質を決めます。だからこそ、自分が今どんな習慣で暮らしてるのかを知ることが大事なんです。まずそこからはじめることで、自分のやめたい習慣やはじめたい習慣を決めることができます。それがわかってはじめて習慣作りに入ることができるんです。習慣作りに関してはこの記事をどうぞ。
また、日記を書いておくことでそのあと自分に同じようなことが起きたときに対処できるようになります。書き方は自由です。何を書いたっていいです。ぼくは事実を書くことをおすすめします。あとは、感情的なことも。そうすることで明日のあなたを救うことができるんです。
自分の取扱説明書をつくる
こうやって自分を知っていくことの終着点は自分の取扱説明書をつくることだと思っています。誰のためでもない自分が読むための取り扱い説明書です。もちろん人に見せたければ見せてもいいと思います。
自分が落ち込んだときはどういう手順で起き上がらせることができるか、何をすれば楽しいのか、ご褒美はなんだと効果的なのか。自分のどういう状態が望ましいのか。こういったことを言語化できるというのが目標です。ぼくも今つくってる最中です。たぶん説明書は分厚くなっていく一方でしょう。それが楽しいんです。
自分の取扱説明書ができれば周りに振り回されない自分だけのことやものができますし、そこに確信を持って臨むこともできます。自分を知ることに終わりはないです。でもより深く知ることはできます。なら、今この瞬間からはじめない手はないんじゃないでしょうか。そうすればより深く知ることができますよ。
今回紹介したのはほんの一部です。まだまだあります。興味があるならURLだけ貼っておくのでいろいろ試してみてください。
ほな、さいなら
「習慣をつけたいけどいつも続かない、、、。」そんなあなたに習慣の付け方を教えよう
「新しく習慣をつけたいけど続けられない。」、「自分は意思力がよわいんだなぁ。」あなたはそんな風に思っていないですか?
人生の質は習慣の質で決まる。ぼくはそう思っています。人生は習慣の束です。そして習慣は意識せずにやることです。つまり人生の質は無意識なところで決まっているってことです。
ということは良い習慣をつければ、いい人生を送れるということになります。けど、あたらしい習慣をつくることはなかなかうまくいきません。三日坊主になったりします。そしてそのたび自分に落胆してしまう。今日はそんなあなたに習慣を作る方法を教えます。
意思力なんてものはないものと思う
習慣をつくろうとし、断念してしまうたびに「意思力が弱いなぁ」と嘆きがちになってしまいます。では、その意思力とはなんでしょうか。意思力の強さを決定するのは感情です。意思力は自己否定や不安で消耗してしまうものです。逆に自己肯定感を持っていれば減ることはありません。
そうなると習慣ができず「意志力がないなぁ」と嘆くほど意志力は弱くなっていくということになります。悪循環です。つまり、習慣作りがうまくいっていない人ほど意志力がないという前提にたったほうがいいんです。
では、意志力が強い人とはどういうことでしょうか。選択肢が与えられたときに誘惑されながらもその誘惑に打ち勝つ人のことでしょうか。もちろんその場合もあります。ただ多くの場合、そもそも誘惑されていない、もう片方の選択肢に魅力を感じていないということがほとんどなんです。
そう考えると、どんな人でも意志力は弱く、だからこそ意志力はないと考えてしまったほうがいいです。こう考えると大事になるのは、「意志力のない自分でも習慣化できる仕組みづくり」ということになります。習慣だって仕組みの一つです。仕組みを作る仕組みを作りましょう。
目標はばかばかしいほど小さくする
- 自己否定感や不安を感じないようにする
- 意志力なく続けられるようにする
のふたつです。詳しく説明すればまだあるのですが、そこだけを理解していれば習慣作りを工夫できます。
そしてこの二つをクリアするために目標としてたてる習慣はばかばかしいほど小さくしましょう。とにかくハードルを下げるんです。たとえば、僕の場合最近ずっとブログを書いています。となると習慣としているのは「毎日ブログを書く」というようなものだと思われます。でもほかの記事を見てもらえばわかるのですが、僕は毎日上げていません。では、どういう目標にしているか。それは、「毎日机に座りパソコの電源を付ける」です。もはやブログすら開いてないですよね(笑)。
しかしこの程度なら毎日できます。1秒かからないです。そしてもちろん毎日のようにつけてます。そして一回つけると「せっかくつけたのだから何かしよう」となるんです。
そして次に僕はインターネットエクスプローラーのアイコンをスタート画面やタスクバーから消し、はてなブログへのショートカットアイコンをタスクバーに設置しました。これによってインターネットを見るときはかならずはてなブログを開くことになります。こうやってブログを書くように自分を導いていくんです。
やめたい習慣はハードルを上げる
習慣を増やすにはほかの習慣を削る必要があります。そしてどうせ削るならやめたい習慣をやめますよね。けどそういう習慣はなかなかやめられない。
そういう習慣にはハードルを上げる工夫をしましょう。それをしにくいように工夫するんです。たとえばだらだらテレビを見ないようにそもそもテレビをなくしちゃうなど、物理的に障害を作るんです。
こうやって工夫してるうちに習慣はどんどんなくなり、新しい習慣をつくる余白ができます。また、悪い習慣を断つタイミングとして環境が変わった時がとてもおすすめです。引っ越しなどで環境が変わるとすべての習慣がリセットされます。なのでチャンスであり大事な時期なのです。
最後に
今回紹介した習慣を作るコツは『ぼくたちは習慣で、できている。』という本に書かれていたほんの一部です。この本にはほかにも習慣を作るうえでの工夫や仕組みが書かれています。とても分かりやすいですし、これから習慣を作りたいという人にはとてもおすすめです。もしよかったら読んでください。
ほな、さいなら
怖くて行動ができないあなたへ。そんなときは恐怖を紙に書き出してみて。
だいぶ前にこんなツイートをしました。
漠然とした不安を抱えるんじゃなくて、漠然としてるから不安なんだ。
— 中村太一@巨人な抽象画家 (@nt_rr) 2018年5月24日
だから書き出して恐怖の核を見てみればいいよ。
案外怖くないからね。
「行動したいけど怖くて動けないなぁ」とか「不安がいっぱいでどうすればいいかわからない」ってことはないですか?そういうあなたはぜひ恐怖を紙に書き出してほしいんです。
臆病のままでも前に進める
ぼくは基本的に臆病です。それでも前に進もうと思うのでもはや臆病かどうかはどちらでも良くなっているんですが、臆病だと思っています。そして、多くの人が行動に移せない原因やなんとなく圧迫された毎日を送っている理由の中にこの”恐怖”というモノがあるんじゃないかなと思います。
もしあなたも漠然とした不安を抱えているなら、恐怖を箇条書きに紙に書き出してみてほしいんです。漠然とした恐怖を抱くのではありません。漠然としているから怖いんです。わからないから怖いんです。だったら明確にしてしまえば良いんです。恐怖や不安の多くは同じことを堂々巡りのように繰り返し考えているから恐怖や不安がたくさんあるように見えるんです。箇条書きしてしまうと驚くほどに不安が少ないことがわかります。
そして、もう一つ言いたいのは、実際その恐れている事態に自分が入ってしまえば恐怖なんて感じてる暇はないってことです。だから思い切って入ってしまえば良いんです。大体のことはなんとかなります。というかなんとかするんですよ。勝手に。
最悪の事態を受け入れることで前に進める
デール・カーネギーの名著『道は開ける』にこんな一文があります。
もし悩みの種を抱えているならば、ウィリス・H・キャリアの公式を使って、三つのことをやってみるべきだ。
一、「起こりえる最悪の事態とは何か」を自問すること
二、やむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること
三、それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること
最悪の事態を受け入れることで前に進める。つまり、1番大きな恐怖を見ることで前に進めるんです。これは不安を紙に箇条書きにすることにもつながります。そして何よりここで言いたいのは、恐怖によって思考力が無くなると言うことです。恐怖で頭の中がいっぱいになると思考力が無くなります。これはぼくも体験済みなので確実になくなるんです。そして驚くことに、箇条書きに書き出した後それをどうするか考えられるようになります。もちろん受け入れることによって恐怖心が完全になくなるからなんですが。
ただ、最悪の事態が受け入れられないということもあると思います。そういうときは「どこまでだったら受け入れられるか?」を考えてください。自分が受け入れられるラインを決める。そうすれば自分が動ける範囲も決まってきます。そしてその中で行動するんです。そうしているうちに最悪の事態が薄まりながら前は恐怖心でできなかったことにも挑戦できるようになります。
今日紹介したのはちょっとしたライフハックです。それでもかなり効果はあると思います。不安や恐怖は思ってるほどでかい物じゃないです。ほどよい距離感でつきあっていきましょう。
ほな、さいなら
”自分らしさ”を見つけるのに辛くっているあなたに言いたいことがある。
あなたは「”自分らしさ”ってなんだ?」って悩んでないですか。もしそうなら少し読んでもらいたいです。
”自分らしさ”という言葉がありますが、ぼくはこんなもの無いと思っています。というのは、自分らしさがないというか、全部自分だよねって思うんです。今の自分を認められなくて、もっと自分らしく生きたいという人がいますが、たぶんそう考えるから辛いんです。
もし自分が今望んだ状態じゃないとして、それを「こんなの自分じゃない!」って言うのは悲しいじゃないですか。今の自分を認めてあげてください。その上で「こう生きたい」という生き方があるのはいいと思います。でも”自分らしさ”なんてものを決めてしまうと生きづらくなるだけです。まるで”自分らしい”部分以外は自分じゃないって言ってるようなものじゃないですか。
それより、今の自分も自分、ありたい自分も自分、こんな部分も自分って感じでいた方がいいです。その方が、自分が柔軟に変化しやすいんですよ。例えば、自分がありたい自分になれたとして、その上で「少し違うな」と思った時、自分らしさなんてない方が簡単に方向転換できるじゃないですか。
積み減らしていく
”自分らしさ”をもたないというのはぼくの好きな積み減らしのひとつだと思っています。まずは「”自分らしさ”というものがある」という価値観から積み減らす。そんなものはないのだと言うことに気づく。まずは、そこからです。
そうやって、自分の価値観をどんどん積み減らし、新しい価値観も受け入れていく。「自分は人見知りだと思っていたけど、しゃべってみれば以外と話を続けられるんだな」とかそういった新しい自分を発見していく。
思い返してみてください。あなたがこれまで生きてきて、あなたはずっと同じキャラで人と接していましたか?もしそうならぐうの音も出ないですし、その生き方が好きなんだと思うのでそれでいいと思うんです。でも、違ったりしてないですか?
”自分”というのはそれほどに多様性を持っているものだと思うんです。なので、人が「おまえらしくないな」と言うのも気にしなくていいと思います。そういうときは「あなたが思っている以上にぼくは豊かなんだよ。」って思っといてください。そして実際そうです。
自分の負の側面だってあると思うんです。これを受け入れるとなると大変だとは思います。けど同時に愛おしくも思えると思うんです。あなたのその弱みだと思ってる部分は客観視すればチャームポイントです。めんどくさいと思うところは愛せるところですよ。
最後に
話をもどして、”自分らしさ”なんて無いということですが、”自分らしさ”はない方が自由に生きられます。ここまでが自分だと思ってた範囲が広がるんですからね。そして自分の多様性を楽しむことが人生を楽しむ一つの秘訣だと思います。
こんな考えかたをしてるぼくなんでレッテル貼りはとても嫌いです。人にはいろんな側面がありますから。むしろそれがだせないグループの方が悲しいですよ。自分のどんな側面だって気軽に出せる場でありたいじゃないですか。
結論としては、”自分らしさ”なんてな方が今日も自分は自分だって思えるんです。悲観しないですむんです。自分のどんな側面でも今日も自分は自分だって思える。意外な一面も「こんな風になることがあるのか」という発見の目で見られる。だから自分なんて探さなくていいです。全部自分です。探さなくても自分は毎秒更新されていっています。今この瞬間のあなたがあなたです。
”自分らしさ”を探すあまり自分に押しつぶされないでください。もちょっとゆったり生きましょう。
ほな、さいなら
ミニマリストはゴールじゃない。むしろスタートだ。
ここ最近ミニマリズムに凝ってます。けどミニマリズムがわからない人も多いと思うんですよね。あなたもそうですか?ってことで今回はミニマリズムとはどういうことかを少し話そうと思います。
ミニマリズムとは
ミニマリズムとは、「協調したい一点のために他をそぎ落とす」というものです。つまり、何でもかんでも捨てちゃおう!ってわけではないんです。そうではなく、「自分はこれをすることに集中したいから他の邪魔な物はなくしていこう」という考え方なんです。
ミニマリズムをすると自分にとって大事な物がわかりますし、自分の生きたい生き方を最大化させる生き方ができます。しかし、時にまちがってミニマリズムを理解している人がいます。
さっき説明したように、ミニマリズムはあくまで手段です。目的じゃありません。しかし、目的にしてしまっている人がいます。物が少ない方がいいとか、もう何もいらないとすら思っている人がいる。けどそれじゃ何も得られない。目的はあくまで「じぶんのしたい生活を取り戻す」とか「めんどくさいことの最小化」とか、「やりたいことの最大化」です。ここは人によっていろいろあると思います。しかし、「物を減らすこと」は決して目的じゃありません。そこだけを注意してほしいです。
90点ルールで生きる
ミニマリズムとは簡単に言えば、90点以上の物だけを自分の周りに置いておくということです。それ以外はおかない。それがミニマリズムです。そのためには基準が必要です。そしてこの考え方は物だけじゃなくいろんな物に使えます。これは前紹介した『エッセンシャル思考』の考えです。そうです。ミニマリズムで生きることは、エッセンシャル思考を生きることなんです。
ミニマリズムはゴールではなくスタートである
そしてこんな風に言うと「ミニマリストになるぞ」と思ってくれるかも知れません。そおれはとてもうれしいことなんですが、ミニマリストは決してゴールじゃありません。むしろスタートです。何かやりたいことがあり、それに集中するためにまずはミニマリストになる。ミニマリストという生き方自体が手段なんです。
ベースにミニマリストがあるだけです。実際ミニマリストとしていろいろ発信している人がいますが、そうやって発信している人以上にミニマリストはいます。例えば、メンタリストのDaigoさんやスティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグもミニマリストと言えます。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが服を一種類しか持っていないことは有名です。
このようにミニマリストは自分がしたいことに集中するためのスタートです。ぼくも絵に集中したいので、はやく物を手放したいんです。ちなみに今のぼくは手放したい物が多すぎて対応に困っている感じです。あなたもミニマリズムをとおしてちょっとずつ自分を思い出すのもアリかも知れません。
ほな、さいなら